専門看護師として働く利点

専門看護師の資格は受験資格も厳しいため、敬遠している人もいるだろう。看護系大学院に2年通い38単位取得したり、看護士としての実務経験が5年以上、そのうち専門看護分野の実務経験が3年以上必要であるなど受験するまでのハードルが高い。大学院に2年も通うなら、その分の生活費なども用意しておかねばならないが、それらを乗り越えて資格を取得するメリットは多い。

専門看護師として働くメリットは、キャリアアップへの足掛かりとなることだ。専門分野の高度な知識やスキルを身につけているため、重要なポジションを任されるようになる。管理職へのキャリアアップを目指すなら、取得しておいて損のない資格である。もちろん、専門看護師の資格を取得すると資格手当が付き給料アップも図れる。専門看護師の資格手当自体はそれほど多くないが、資格取得を武器にキャリアアップすることで、給料を大幅にアップすることも可能である。

また、専門看護師は患者やその家族、医療関係者の橋渡し的存在でもあるため、日中の仕事が多い傾向がある。そのため、夜勤を免除されることも多く、身体的な負担が少なくなるのもメリットだ。子育て中の看護師も、夜は子供と一緒に過ごすことができるだろう。そのほか、専門看護師の仕事は病院内だけに止まらず、外部の医療機関や福祉施設、地域の介護・福祉関係者と連携することも多いため、人脈も増やせより広い知識を吸収できるというメリットもある。

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